今後どのように展開するのか
JCDA論述試験の最後の「問い4」です。「あなたなら、今後どのように展開するのか?」という問いで、解答の自由度は高く、ある程度解答パターンを用意しておくことができると考えます。
パターン例としては、「クライエントの「価値観」、「何を大切にしているのか」、「ありたい姿」を言語化して、明らかにしていくいく」、「情報提供を行いながら、具体的な計画を考えてもらう」、「自己の強み、弱みを確認してもらい、ありたい姿を明確にする」、「非論理的な信念(イラショナルビリーフ)に気づいてもらい、自己評価を上げてもらう」「ライフプランの再構築を行っていく」などです。しかしながら、言うまでもなく、今後の展開を考えるとき、「主訴」「問題点」を把握し、クライエントがどのような状態になりたいのか?クライエントのニーズは何か?を理解していることがベースとなります。そのためのプロセスが「今後の展開」になるのです。逐語録から読み取れる、キャリアコンサルタントが現段階で確認した主訴・問題点を踏まえた「あなたの考える」今後のプロセスということになります。
面談内容との関連付けによる具体的な方策
ポイントは、これらの言葉を並べるだけではなく、必ず「事例」の中から関連する、語句や言葉を引用し、これまでの面談内容(主訴・問題点)と関連付けることです。
「「個性の発揮」「正義感」という自己概念を表すキーワードが、クライエントにとってどういう意味があるのかを具体化していく。」「クライエントにとってこうあって欲しいという職場環境を明らかにしていく」「どういう職場でどういう存在でありたいかを明確にしたら、それを実現していくにはどういう方策があるのか具体的に検討していく」などです。
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